ニコライ・バーグマン氏 vol.01 溢れる想いが世界を動かす

常識に囚われず、革新を起こし続けてきた一流たちのスピリットに触れるTAKANOME MAGAZINE。
今回話を伺ったのは、黒い箱の蓋を開けると、鮮やかな花々がアレンジされている新しいフラワーギフトの形『フラワーボックス』で、フラワーデザイン界に新風を巻き起こしたフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン氏。フラワーショップの運営にとどまらず、フラワースクールでの指導やライブパフォーマンス、ファッションやデザイン界とのコラボレーション、ビジネスセミナーの講師やテレビCM出演と活動の幅を広げている。vol.1では、そのルーツやインスピレーションの源についてお話を伺った。
※後編はこちら
15歳で自分が進む道を決心
国内外で活躍し、世界的に有名なフラワーアーティストの1人であるニコライ・バーグマン氏。父親は鉢物の卸業、母親はフローリスト、祖父はりんご園を営んでおり、自然が普通に生活の中に溶け込んでいる環境で育った彼は、やはり自然に、とりわけ花に興味を持つようになっていく。
「フローリストになる」。
そう決心したのは15歳の時。ニコライ氏の出身であるデンマークでは、15歳になると国が職業体験を用意する。その一つとしてフラワーショップを選び、1週間の研修を受けた。その経験がニコライ氏の運命を決める。