創業200年以上の酒蔵で造られる「鷹ノ目」ー 覚悟を決めて手がけた鷹ノ目の波及効果とは

山口県周南市で200年以上続く造り酒屋、はつもみぢ。Forbul(フォーブル)のプライベートブランド「鷹ノ目」はここで生産されています。弊社代表・平野晟也の「うまさのみを追求した日本酒をつくりたい」との想いを真っ正面から受け止め、高い理想に全力で応えていただいている全国唯一の酒蔵です。

はつもみぢを訪れ、「鷹ノ目」への想いや、これまでの歩みなどについて、第十二代蔵元の原田康宏氏に語っていただきました。
平野から感じた「本気さ」
プライベートブランドを製造してほしいという話はよくあるものの、普段は断っているという原田氏。平野と初めて会ったときも、「この若者は情熱だけで酒を造ろうとしている。最初はうまくいくと思わなかった」と振り返ります。
それでも引き受けた理由は、「本気さ」を感じたから。
「訴え方が真剣だった。ここまで熱い想いをぶつけてくるからには、何かあるんじゃないかと。応援してみようと思ったんです」
▲代表平野が決死の覚悟ではつもみぢ原田社長に日本酒の共同開発を依頼。写真は共同開発が決まった当時のもの。
その日から、プレッシャーとの戦いが始まりました。名だたる全国の酒蔵から製造元として選ばれたということに加え、ひたすら「うまさ」のみを追求したいという平野の願いに敵う酒づくりが、果たしてできるのか……
一方で、理想を求める平野の姿は、酒づくりを始めたころの原田氏自身と重なるものがありました。